骨壺の保管について

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【遺骨は湿気に弱くカビが生える可能性があります】

火葬後の遺骨は高温燃焼後に陶器製の骨壺に入れられ木製の骨箱に入れて保管されますのでほとんど無菌状態です。よほど悪条件が揃わない限りカビは生えませんが、高温多湿な場所で何らかの栄養が揃えば遺骨にカビが生えはじめます。カビというのは大変繁殖能力が高いもので条件さえ揃えばどこにでも繁殖できる可能性があります。

遺骨遺骨は桐箱に入っていれば桐箱が湿気を吸ったり吐いたりしますので湿気を防げますが、骨壺むき出しのままで保管していると外気を吸い込む可能性が高まります。

陶器製の骨壺は密閉されているように見えますが、蓋と本体には大きな隙間があります。そのため、室内が暑くなると中の空気が膨張し、冷えると外気を吸い込みます。この時、外気と一緒に湿気も吸い込みます。

悪条件が揃ってしまい遺骨に少しでもカビが生えると、そこからカビは増殖しはじめるのですが、遺骨には菌の繁殖に必要な栄養がほとんどありませんので爆発的には増えません。ですが環境が悪いとそれなりに増殖します。一度でも骨壺の蓋を開けたことがある方、遺骨を素手で触ったことのある方、直射日光の当たる窓辺に置いてあった方などは要注意です。

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